あの時から、少しずつ年月が経って、もう一年以上。
少しずつ前を向いて、日々過ごしている。
思い出して、涙がでるときもあったり、
ふと妊婦さんや、赤ちゃんを見ると考えてしまうときもある。
でも少しずつ、受け止めて、少しずつ、前を向いている。
毎月、月命日には花を飾った。お菓子もお供えした。
時々、臍箱や骨壺に手を置いて、さすることもある。
「行ってきます」「ただいま」「今日もいい天気だよ」「今日も一日見守ってくれてありがとう」
そんな風に、自然に心の中で、声をかけながら。
1年が経ってからは、生花ではなく、ブリザードフラワーを飾ることにした。
かわいいくまさんが花束の籠を抱えているブリザードフラワー。
その横には、子供たちが作ってくれた、
折り紙の花たちや、ミニカーなどが並んであって、にぎやかになっている。
1年経ったら、近くの大きいお寺さんに永大供養をしてもらうつもりだった。
でもまだ私たちの家にいる。
コロナの影響もあったけど、
まだ気持ち的にそばに置いておきたかった。
ごめんね。柊ちゃん。わがままな勝手な母親で。
でももう少し、そばにいさせてね・・・。