生まれつき悪い子なんていない

先月、2つの研修に
行ってきました

1つは
「性の多様性 多様な性と向き合うために理解しておきたいこと」

今や性の多様性を理解しようとする風潮になりつつあるけれど

まだまだ理解が難しい現状や環境があること

いじめや暴力被害、不登校

自殺念慮や自殺未遂

生きづらさやストレスが
健康問題につながり
自尊感情が育たない 

医療機関に行くことへの躊躇い

同性カップルは
家族扱いされない

将来への不安

そんな
性的マイノリティの人たちの声を知り

私自身も知らなかった
様々な課題についても学びました

そこで一つ疑問がありました

「同性カップルが子どもを
持った時、その子どもに対する影響はどんなものなのか」

女性カップルで
精子提供を受けて授かった子や
男性カップルで
養子縁組で授かった子など

その子達は
どんなふうに育っていくのか

そこで聞いた言葉は
意外な言葉でした

ある海外の研究などでは
いろいろなデータの中に
「聡明な子に育つ傾向が高い」
と言われています

それはやはり
より大事にしたいと
思うからこその「愛情」が
深く関係しているのかも
しれません

実の親でも虐待をして
我が子を死なせてしまう事件が後を絶たない昨今

子どもにとって
本当に大切なものは何なのか
改めて感じさせられました

もう一つの研修は

ある少年刑務所での
「社会性涵養プログラム」で
絵本と詩の教室を担当した
作家さんの講座研修でした

その作家の方は言いました

少年刑務所という
どんな悪い子達が
集まる場所なのか
不安と緊張の中

出会った子たちはみんな

加害者の前に
被害者になっていた
子たちでした

そしてみんな
コミュニケーションが苦手
引っ込み思案
おとなしい子

そんな子たちが
重大な事件を起こして
ここにやってきた

でも本当は
刑務所がこの子達にとって
安心、安全な場所だった…

バラバラになった心を癒して
自分を受け入れてもらえる場所

そして
教室で絵本の朗読会をしながら

自分の心が開いて
最後に書いてくれた詩は

みんな優しい言葉で
溢れていました

「生まれつき悪い子なんていない」

その作家さんはそうおっしゃっていました

子どもを育てることは
本当に大変なこと

でも
大人がちゃんと
子どもたちが
安心して、安全な場所で
成長していける
そういう環境を
作っていかないといけない

血の繋がりなんて
関係なく

社会全体が
子どもを大切にするために
どうしたらいいのか

それが少子化に向けて
突きつけられている課題であり
問題なのかもしれません

まずは
今いる子どもたちを
しっかり守って
向き合って
大切にしたいと
改めて思いました

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