初めてのカウンセリングは、ちょっと緊張もあったけど、
とても優しそうな、20代後半から30代前半くらいの
男の先生だった。
話をする中で、前の病院のカウンセラーの先生と違って、
ゆっくり話をする中で、
ゆっくりと誘導するように質問をしてくれた。
「MAKKOさんは小さいころがどんな子供だったんですか?」
「MAKKOさんはなぜ助産師になろうと思ったのですか?」
「MAKKOさんは○○のように思っているんですね・・・。」
など、回数を重ねていく中で、
自分の経歴や、自分の生い立ちを話す機会があって、
そこで、自分が今までどんな風に育ってきたのか、
どんな気持ちの変化があって、今に至っているのか、
考える上での自分の価値観や癖みたいなものが発見できて、
自分を見つめ直す時間になった。
こんなふうに自分を見つめることなんてなかったなって改めて思った。
自分の過去から、
自分が秘めていたコンプレックスを引き出された。
そして、赤ちゃんへの思い。
今後の仕事への不安。
お金の不安。
夫との関係。
いろんな話をカウンセリングでは話せるようになった。
40分というあっという間に終わってしまう時間だけど、
自分にとってのこの40分は、
毎回「思いを話して、自分の気持ちを整理する」時間だった。
時には涙も出てくるときもあって。
でもカウンセラーの先生は何も言わず、ずっと聞いてくれていた。
聞くことと、何気ない質問から、思いを引き出してくれた。
私にとって、カウンセリングはなくてはならない時間になった・・・