最後のエコーの日(2019年12月3日 妊娠16週0日)

本当は今日が、羊水検査の日だった。

胎児エコーしたクリニックで羊水検査をする予定だったけれど、先生からエコーだけでも来ませんか?と声をかけていただき、最後のエコーをしに、夫婦だけでクリニックに行った。

その間、私はずっと無言だった。。。

夫も無言だった。。。

クリニックに着いて、あの日と同じ、ソファーに座った。

夜空に赤ちゃんが映し出されて、しっかりと動いていた…

この子はまだ元気で、生きている。。。

また涙がとめどなく溢れてきた。

先生から

「羊水検査は、お腹に穴を開けるので、念のため○○○○○の治療をしてから数日は開けた方がいいです。でも週数が迫ってきているので、予定は12月15日になります。

2日後に簡易結果が出ると思います。

心臓も穴は開いていますが、手術はできる範囲だと思います。

他に見られる異常は今のところ見当たりませんね。

可愛いお顔、してますね。

検査結果を踏まえて、お二人はその方向で考えてらっしゃるんですね。」

先生から優しい沈黙の後、羊水検査の説明を受けて、二人で帰った。

仕事途中で抜けてきた夫だったけれど、時間をとってもらい、二人でカフェに行った。

夫の口から、真実が語られた。

嘘をついてしまったこと。

妊娠初期の頃に、如何わしい場所に行っていたこと。

語られるたびに、また嘘なんじゃないかと思いながら、聞いていた。

なんでそんなところに行ったのか。

夫は言った。

MAKKOに言われた言葉に傷ついた。

それは、私が妊娠初期で本当につわりでしんどかった時。

朝の忙しい時間に、挨拶もかねてのスキンシップだったのかもしれない。

でもそのスキンシップにイライラしてしまって、つい私が言ってしまった言葉。

ごめんやけど、もうそういう気持ちになれないから。もし無理なら他のところで対処してくれていいよ。

冗談めいた感じで、私は夫にこう言った。

でも夫には、それが冗談ではなかったみたい。

「MAKKOに言われて、傷ついたからって、MAKKOのせいとかにしてない。

俺が悪いねん。俺がただ弱かっただけ。

今回のことで、ほんまに反省してる。

ほんまにほんまにごめん。

MAKKOのこと、失いたくない。」

何度か同じような経験があって、何となく、女の勘みたいなものが働いて、おかしいなって思ったときもあったけど、今回は気づけなかった。

そして、そんな自分の言葉で、また裏切られてたことに、本当にショックだった。

「でもMAKKOがずっとイライラしてて、

朝も挨拶しても返してくれなかったり、

ムスッとした顔されてるのも毎日辛かった。」

この人は何を言ってるんだろう・・・

何回目の妊娠?もう4回目で、まだこんなこと言うの?

今までだって経験してきたやん。

妊娠中は気分の浮き沈みもあるし、朝は毎日忙しいねんから、それぐらい察してよ。

でも分かってた。私もいろんな思いがあって、態度で感じてほしかった。

知らぬ間に、ずっと、夫に冷たくしてしまっていた。

夫婦ってなんだろう。

私はどうしたいんだろう。

こんな状況で、正常に考えられるはずもなく。。。

でもいろいろ話しているうちに、気持ちが少しずつ落ち着いている自分にも気づいた。

夫と二人で、ゆっくり、じっくり話をすることが、最近なかったな・・・

きっと私は、話したかったんだな。自分のこと、子供のこと、お腹の子のこと・・・

いろいろあるけれど、もう仕方がない。

子供たちのことを考えると、離れることも今はできない。

まだ気持ちは不安定だけど、今は支えてくれる人がいないと立っていられない。

そんな状況だった。

夫婦としての絆、家族としての絆、この子が気づかせてくれたのかもしれない。

妊娠していなかったら、この検査もしていなかった。。。

症状がなければ気づけなかったかもしれない。。。

そう思うだけで、怖かった。。。

この子が私のお腹に宿ってきてくれた意味、大事にしなきゃいけない。。。

改めてそう思った。。。

ブログランキング・にほんブログ村へ