入院1日目・2日目(2019年12月23・24日 妊娠18週6日・19週0日)

入院前日、クリスマスツリーを買って、早めのクリスマスパーティーをした。

そして、子供たちに

「ママ、赤ちゃん病気になっちゃったから、入院しないといけなくなっちゃった。」

と伝えて、今日入院した。

入院して、診察前に先生から

「母体保護という観点から、今回中期中絶という処置をします。本当にいいんやね。」

「はい。」

夫と二人で返事をして、診察台に向かった。

もう、後戻りはできない…

正直、本当にこれでよかったのか、わからない。。。

でも、決めたのは私たち。

この現実を受け止めるしかない。

そんな思いで診察台の上に座った。。。

子宮の入り口を広げるための海綿状の棒を数本入れられた。

処置は少し痛かった。

また夜に入れ替えをするとのことだった。

夫は仕事に行き、私はその間、違和感と軽い生理痛のようなものを感じながら、

少しでも赤ちゃんとの時間を大事にしたいと思って、

お腹を擦りながら、赤ちゃんに着せるための産着を作ったり、

眠ったり、ごはんをしっかり食べたり・・・。

赤ちゃんにしてあげれることは何だろう。。。

少しでも考えながら過ごした・・・。

夫は仕事で忙しい時期でもあり、なかなか面会に来れずで、LINEでやり取り。

状況を説明して、少しでも痛みと苦しさをわかってほしかった。

夜23時ごろ、棒の入れ替えをされて、最終5本入れられた。

朝の診察よりも痛みが強くて、その夜は1時間おきに目が覚めて、眠れなかった。

翌日、朝から診察。

入れ替えで8本入れられた。

結構お腹が痛くなってきた。もっと痛くなるんだろうか・・・。

診察が怖くなってきた。。。

お昼に義母と子供たちが来てくれた。

子供たちが愛おしい。いっぱい抱きしめた。

この子たちをまた悲しませることが辛かった・・・。

子供たちが帰ったあと、母も来てくれて、亡き父のことをいろいろ話した。

突然一人になってしまった母の、辛い思いや寂しい思いを感じながらも、

娘を心配して来てくれた母の気持ちが、とてもありがたかった。

助産院の先生も来てくれた。

心配して来てくれて、また、涙してしまった。。。

いろいろ話を聞いてくれて、母と同じように、気持ちを包んでくれて、ありがたかった。

夕方、恐怖の診察。

深呼吸しながらクスコという機械が入り、ぐっと押されて、棒が10本入った。

より一層圧迫感と、下腹部の痛みが出てきた。

いろんな気持ちがまたこみあげてきて、夫にLINEをした。

でも夫は、やっぱり仕事で今日も来なかった。

それがとても悲しかった。。。仕方がないけど。。。

そんな中、お腹の赤ちゃんの名前を考えていた。

戸籍には残らないけれど、残しておきたい。ここにいた存在を。

いい名前を何個か見つけて、夫にまたLINEをした。

夫と意見を交わしながら、名前を決めた。

名前は12月生まれから

「柊(しゅう)」と決めた。

柊ちゃん、ごめんね。ごめんね。

名前が決まり、改めて、思いが募った。

夜にまた診察があって、棒を抜いてくれた。

痛みが楽になって、助かった。今日は寝れそうだ。

柊ちゃん・・・心の中で呼びながら、眠りについた・・・。

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